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OK (RCサクセションのアルバム) : ウィキペディア日本語版 | OK (RCサクセションのアルバム)[おーけー]
『OK』(オーケー)は、1983年に発表されたRCサクセションのアルバム。 == 解説 == RCサクセション(以下、RCと略す。)の9枚目のアルバム。前作(スタジオ盤)の『BEAT POPS』がサウンド的にプログレッシブあるいはテクノ、オルタナティブとも取れるような前衛的な方向に振れたことからの反動か、ベース、ドラムスによるタイトなリズムを中心としたシンプルで骨太な音作りがなされている。また、同アルバムはRC唯一の海外(ハワイ)録音であるが、録音機材に恵まれたこともあってボーカルの忌野清志郎の声が非常に生音に近い状態で録られている。 完成したアルバムの充実ぶりおよびそのタイトルとは対照的に、忌野の私生活や制作態勢に関し当時相当の悪状況下にあったこともよく知られている。第一に、アルバム制作にあたって忌野は思考が働かず虚脱感がとれない最悪の体調となってしまったことから病院で検査を受けた結果、医者に「一生治らない」と匙を投げられるほどの肝臓疾患を抱えていることが判明してしまったこと。第二に、その数年前から忌野の母親が入院、意識のない状態が続いていたがそんな中でもいつもどおりにライブをこなさなければならない精神的にタフな日々が続いていたこと。〔『BEAT POPS』収録の「ナイ・ナイ」は、倒れた母親のことを歌ったものであると忌野本人が語っている。〕 第三に、ハワイでのレコーディング期間中に恋人(現夫人)の父親が亡くなったこと。第四に、そのような悪コンディション・私生活であり曲作りにも一人行き詰っていたにも関わらず、スタッフからは「なんでもいいから曲をどんどん作れ。早くツアーをしろ」というプレッシャーを受けたことで、作品の内容には見向きもされず「稼げるうちに一円でも稼いでおけ」という事務所の姿勢に疑問を抱き始めたこと、などが挙げられる。 これらの事情が相まってアルバムの内容は、「Drive my Car」「Oh! Baby」「誰かがBedで眠ってる」「ねむれないTonight」「指輪をはめたい」など恋人や家族への愛を歌ったラブソング、「うんざり」「ブルドッグ」「ドカドカうるさいR&Rバンド」などRC利権に群がる人間への批判を込めた曲が中心となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OK (RCサクセションのアルバム)」の詳細全文を読む
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